2026.10.18

10年ぶりの運転は何から練習する?|車の納車前に確認しておきたいこと

「以前は毎日のように運転していたけれど、もう10年以上ハンドルを握っていない」

「久しぶりに車を購入したものの、本当に運転できるか心配」

「納車されたら自分で運転しなければならないので、その前に練習しておきたい」

以前は日常的に車を運転していた方でも、長い間運転から離れていると、再開するときには不安を感じるものです。

特に、新しく車を購入した場合、納車後には自分で運転する必要があります。

今回は、以前はほぼ毎日運転していたものの、引っ越しをきっかけに約10年間運転していなかった50代女性の講習事例をご紹介します。

車の納車前に運転感覚を確認し、買い物先までの走行や車線変更、販売店から自宅までの経路を練習した事例です。

納車前に10年ぶりの運転練習女性ドライバー

以前は毎日運転していたのに、気づけば10年のブランク

今回のお客様は、運転免許を取得してから約30年が経過している50代の女性です。

以前はほぼ毎日のように車を運転されていたそうです。

しかし、引っ越しによって車を使う必要がなくなり、そのまま約10年間、運転から離れていました。

日常生活では車がなくても過ごせていたものの、雨の日の買い物や通勤などで、少し不便を感じることがあったそうです。

そんな中、お子様からの勧めもあり、再び運転することを決意。

車を購入され、納車前に一度練習しておきたいということで、ペーパードライバー講習をお申し込みいただきました。

運転経験があっても、最初に確認したいのは安全確認

10年間運転していなかったとはいえ、以前は毎日のように運転されていた方です。

そのため、免許取得後ほとんど運転経験がない方とは、練習の進め方も異なります。

今回のお客様も、運転を始めた直後は安全確認などにやや不安定な部分が見られました。

そこで、必要に応じてお声がけしながら運転していただきました。

すると、以前の運転経験を思い出されたようで、次第に落ち着いて運転できるようになってきました。

ここで注意したいのは、車を動かす操作を思い出すことと、安全確認を適切に行えることは別だという点です。

長年運転していた方であれば、ハンドルやアクセル、ブレーキなどの操作を比較的早く思い出せる場合があります。

一方、安全確認のタイミングや周囲の状況を見る意識については、改めて確認した方がよいこともあります。

久しぶりの運転では、単に車を動かせるかどうかだけでなく、安全確認も含めて現在の運転状態を確認することが大切です。

基本操作を思い出したら、実際に使う道路で練習

運転を続けるうちに、お客様の不安も少しずつ小さくなってきた様子でした。

そこで、ご本人の希望により、自宅から車で約30分かかる商業施設へ向かうことになりました。

今回のお客様が運転を再開する理由の一つは、買い物で車を使えるようになりたいということです。

そのため、実際に買い物で利用する場所まで運転することは、今後の生活を考えた練習になります。

運転経験がある方でも、久しぶりに道路を走ると、以前とは交通状況が変わっている場合があります。

また、車の流れや交差点での判断など、実際に走行してみなければ確認できないこともあります。

今回は、基本操作を確認した後、日常生活で利用することを想定した道路へ練習範囲を広げました。

帰り道は、あえて違う道路を選んで車線変更を練習

商業施設から自宅へ戻る際には、行きと同じ道路を走る方法もありました。

しかし、今回はお客様から車線変更も練習したいというご希望がありました。

そこで、帰りは国道22号を利用し、車線変更を交えながら走行することにしました。

車線変更では、進路を変更する方向だけでなく、周囲の交通状況を確認する必要があります。

特に、久しぶりに運転する方の場合、後続車との距離や速度差を判断することに不安を感じる場合があります。

そのため、ミラーや目視による安全確認、周囲の車との位置関係などを意識しながら練習することが重要です。

以前は問題なくできていた操作でも、長いブランクの後には、実際の道路で改めて確認しておくとよいでしょう。

納車前だからこそ、販売店から自宅までの経路も練習

今回の講習では、もう一つ、お客様からのご希望がありました。

それは、車を購入した販売店から自宅までの道路を運転しておきたいということです。

購入した車を見つめる女性

納車後に自分で車を運転するのであれば、販売店から自宅までの経路は、実際に走る可能性が高い道路です。

そこで、帰り道には購入先の販売店から自宅までの経路も組み込みました。

このように、納車前の講習では、単に運転感覚を取り戻すだけでなく、納車後に必要になる道路を練習する方法もあります。

特に長期間運転していなかった方にとって、初めての運転が納車当日になることに不安を感じる場合もあるでしょう。

そのような場合、事前に運転状態を確認し、必要な経路を経験しておくことには意味があります。

ただし、講習で使用する車と購入した車では、車体の大きさや運転席からの見え方、操作感覚などが異なる場合があります。

納車後は、新しい車の特徴を確認しながら運転することも大切です。

10年ぶりの運転では、最初からすべてをやり直す必要がある?

長期間運転していないと、最初から自動車学校のような基本練習が必要なのではないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、必要な練習内容は、以前の運転経験や現在の運転状態によって異なります。

今回のお客様は、過去に日常的な運転経験がありました。

そのため、最初は安全確認などに不安定な部分が見られたものの、運転を続けるうちに以前の感覚を思い出されていました。

結果として、今回の3時限の講習では、基本的な走行確認だけでなく、商業施設までの往復や車線変更、販売店から自宅までの経路も練習できました。

一方、同じ10年間のブランクがあっても、免許取得後ほとんど運転していなかった方であれば、基本操作から時間をかけて練習する必要があるかもしれません。

ブランクの長さだけで練習内容を決めるのではなく、以前の運転経験と現在の運転状態を確認することが重要です。

納車前の運転練習で確認しておきたいこと

久しぶりに車を購入した方が、納車前に運転練習をする場合、まずは現在の運転状態を確認することが大切です。

以前は毎日運転していたとしても、長期間運転していなければ、安全確認や交通状況の判断などに不安が残っている場合があります。

そのうえで、納車後に必要になる運転を考えてみましょう。

例えば、買い物で車を使うのであれば、よく利用する商業施設までの道路や駐車が必要になります。

通勤で使うのであれば、勤務先までの経路や通勤時間帯の交通状況なども考慮したいところです。

また、今回のように販売店から自宅までの経路を練習しておくことも、一つの方法です。

限られた講習時間の中でも、目的を明確にすることで、必要な内容を優先して練習できます。

まとめ|運転経験がある方も、納車前に現在の運転状態を確認

今回のお客様は、以前はほぼ毎日のように運転していましたが、引っ越しをきっかけに約10年間運転から離れていました。

再び車を購入されたことから、納車前に運転を確認したいということで講習を受講されました。

最初は安全確認などに不安定な部分が見られましたが、運転を続けるうちに以前の感覚を思い出された様子でした。

その後は、買い物先までの走行、国道22号での車線変更、購入先の販売店から自宅までの経路などを練習していただきました。

今回の事例からも分かるように、長いブランクがあっても、以前の運転経験によって必要な練習内容は異なります。

車の納車を控えている方は、納車後に必要になる運転を考えながら、事前に現在の運転状態を確認しておくことをおすすめします。

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