交通ルール解説
昨日、一昨日と信号などで横断が禁止されていない横断歩道を、横断希望者がいるかいないかによって、3つのパターンの対応があることをお伝えさせていただきました。
ところが現実の交通社会では、多くの車が横断希望の歩行者がいてもそのまま気にせず通過し、横断者がずっと横断歩道の横で待っているという状況を多く見かけます。
また、つい先日もレッスン中にこんなことがありました。あるお客様のレッスン開始直後に、横断歩道横に横断希望の歩行者の方がいました。お客様にはその旨お伝えし、停止していただきました。
ところが、歩行者の方が横断を開始しても対向車側は気にせず通過していき歩行者の方が慌てて横断を中止してしまいました。
実際に自動車学校時代にも、路上教習中に同じような状況は何度も経験がありますし、学科教習中に横断歩道のお話をさせて頂く時間のときに、「横断歩道で多くの車は譲ってくれますか?」とお聞きすると多くのお客様が首を横に振っていた記憶があります。
実はそれぐらいこの歩行者保護の大事なルールは、守ることが難しいものなのです。では一体どのようにすればいいのでしょうか?
まずは運転中に横断歩道の標識、横断歩道の予告標示をしっかりと意識的にとらえてください。
そして、明らかに歩行者がいない場合は問題ありませんが、横断希望者が明らかにいないと判断できない場合には、アクセルを踏んでいる足を、ブレーキに移動してあげてください。そうすることで横断希望者がいた場合にすぐにブレーキが踏め、その分停止距離が短くなり停止線までに停止できる可能性が高くなるはずです。
ルールが分かっていても、それを守ることは自分の意志だけでは難しい部分もあります。そこで、どうすべきかをレッスン中にしっかりご案内させていただきます。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。