2021.03.21

~渡るの?渡らないの?いったいどっち?~交通ルールの再確認!歩行者保護に関するルール編 その9

交通ルール解説

昨日は、横断歩道などで歩行者・自転車が明らかにいない場合と明らかにいる場合での対応についてご案内させていただきました。

今日は最後の3つ目のパターンです。今回ご案内する状況が恐らく一番難しく感じてしまうかもしれません。

 

その状況とは、横断歩道などに横断したいと思う歩行者・自転車などが「いるか」「いないか」が分からない状況です。

例えば、横断歩道などの脇で、複数の歩行者がお話をしている場合です。

この方たちは、横断するタイミングをお話しながら待っているのか、もしくは横断する気はなく、ただその横断歩道の脇でお話をしているのか私達ドライバーからしたらわかりませんよね?

 

他にも、横断歩道の脇でスマートフォンを操作している方がいたとします。その方は、横断歩道を渡るタイミングをスマホの操作しながら待っているのでしょうか。それとも、ただこの場所でスマホを操作しているだけなのでしょうか。

いずれにしても、私達ドライバーには判断が付きにくい状況です。そんなときが、3つ目のパターンの分からないときです。

 

では一体そのような場面でどの様に対応すればいいのでしょうか?横断者がいるかいないか分からない場合には、横断歩道の手前、停止線がある場合はその手前で停止できるように速度を落として進んでください。

つまり、「横断歩道の脇にいる方が、もし渡りたいという意思を持っている方であった場合に対応できるように、あらかじめ停止できるように減速して準備してください」ということです。

 

このように、車のほうが減速して横断者に道を譲る意思を示すと横断者も何かしら反応をしてくれます。

例えば横断したいという意思を見っている方であれば、実際に横断を始めたり、ペコリと頭を下げてくれたりして横断し始めようとします。

 

その場合はそのまま停止していただければ結構ですし、もしその方が横断の意思がない場合には、相手の方も横断をせず、「どうぞ」や「違います」といったしぐさをしてくれます。

場合によっては、誤解を受けないように自ら横断歩道から離れる方もいるのではないでしょうか?その場合には横断者がいなかったということで、横断歩道を通過していただければ結構です。

 

いかがでしょうか?横断歩道での歩行者などに対する対応ご理解いただけたでしょうか?

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。