交通ルール解説
昨日までは、運転免許の更新についてご案内させていただきました。本日からは同じ運転免許の制度ですが、点数制度についてのお話です。
そもそも運転免許の点数制度とはいったい何のためにあるのでしょうか?
運転免許の点数制度とは、危険性の高い運転者を交通の現場から排除するもので、自動車や原付の運転者の過去の交通違反や交通事故に対して一定の点数をつけるものです。
その合計点数が定められた一定の基準に達した場合に、その運転者の運転免許証の効力を停止したり取り消したりする制度が点数制度となります。
そしてその点数制度には、基礎点数と付加点数に分かれます。
基礎点数とは、駐車違反や信号無視など比較的軽微な違反には、1~3点の点数をつけ、無免許運転や酒気帯び運転などの悪質な違反には、6~25点の厳しい点数を付けられます。これを一般違反行為と呼びます。
一方で、救護義務違反(ひき逃げ)や酒酔い運転などの特に重大な違反行為になると、35~62点の特に厳しい点数が付けられることになり、これを特定違反行為と呼びます。
ただし交通事故を起こしてしまうと、事故の原因となった違反行為の上記基礎点数に加え、事故の種別に応じて付加点数が付けられます。
自動車学校時代によく誤解されている方が多かったのが、運転免許の点数制度が減点式だと思われえている方が多く「運転免許を取得時は、100点からですか?」などのご質問がありましたが、0点からの加点方式となっています。
ただしご注意いただきたいのが、あくまで運転免許を取得してからと誤解されている方がいらっしゃいますが、運転免許をお持ちでない方も対象となっています。
つまり運転免許をお持ちでいない方も含め、全ての人が0点からスタートしそこから違反や事故などにより加点されていくということになります。
そして、運転免許をお持ちでない方が基準に達すると、運転免許試験に合格しても免許の交付を拒否されたり保留されたりすることが出てきます。
かなり複雑な点数制度ですがとっても大まかにご案内させていただきました。あまり関係のない方が多い部分にもなりますが、参考程度にしていただければと思います。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。