2022.04.11

~危険を認知したその後~ 運転するなら知っておきたい安全運転知識

昨日まで、運転の3つの要素である「認知」「判断」「操作」についてご案内させて頂きました。そして本日は、もう少し掘り下げながら皆さんの安全運転のお手伝いをさせて頂きます。

 

本日は、反応時間についてです。反応時間とは、運転中にドライバーが危険を認知した際にとっさにブレーキを掛けますが、実際に車が減速を始めるまでにかかる時間です。

皆さんは、危険を発見した後、ブレーキを踏んで車が減速を始めるまでにどのぐらいかかると思いますか?

 

もちろん個人差がありますので、あくまで一般的にいわれている時間になります。この反応時間は1秒程度かかるといわれています。

 

1秒と聞くとすごく早く減速が始まると感じるかもしれませんが、この1秒は、普段の生活の中の1秒ではなく危険を発見し一刻も早く車を止めたいという差し迫った際の1秒になります。

そして、この1秒の間に車はどんどん進んでいきます。

 

車がブレーキのきき始めるまでの1秒で進む距離が時速30キロで8メートル、時速40キロで11メートル、時速50キロでは14メートル、一般道路での最高速度である法定速度60キロであれば17メートルも進んでしまうのです。

 

速度が速くなると当然距離も長くなりますが、危険に差し迫った状況の1秒間にブレーキがきき始めるまでにこんなに長い距離が必要であることをしっかり知っておいてください。

当然ブレーキがきき始めてすぐに停止することはありませんので、停止するまでにはそこからさらに距離を必要とします。

 

無警戒に運転をしてしまうとそれだけトラブルを起こしてしまう危険性が高くなることがお分かりいただけたでしょうか?

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。