2022.05.30

~ブレーキの基本2 停止距離の変化~ 運転するなら知っておきたい安全運転知識

昨日は、ブレーキの基本のお話の中で空走距離の変化についてご案内させて頂きました。本日は、続きで制動距離の変化についてです。

 

制動距離とは、運転中にブレーキを掛けた際に実際にブレーキがきき始めてから車が完全に停止するまでに必要な距離となります。

こちらも昨日の空走距離と同じ様に状況によって変化をします。ただ制動距離は、空走距離とは違い私達ドライバーの心身の状態による影響ではなく、タイヤや路面の状態による影響になります。

 

例えば車が要因で制動距離が変化するのが、タイヤの状態や車の積載物の重さなどです。

タイヤが新しいものと古いものでは当然制動距離が変化しますし、積載物が多い場合と少ない場合や乗車している人が一人なのか複数人なのかによって制動距離は変化します。

 

それ以外にも、雨や雪、砂利道といった路面状況の変化によっても制動距離が変化し、条件が良い場合と悪い場合を比べると同じ速度でも制動距離が2倍程度に長くなってしまう事もあるのです。

このように状況によってブレーキの効き具合が大きく変化することをご理解いただくとともに、どのような事態になっても絶対に出した速度を無事に止めることが運転者の責任であることを併せてご理解ください。

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。