皆様こんにちは、本日も昨日に引き続きバイクのお話です。
バイクの転倒と同じぐらい皆様にご注意いただきたいことは、皆様(4輪運転手さん)のバイクに対する、「距離感」と「スピード感」の錯覚です。
簡単にご説明すると、皆様がバイクを見た時にそのバイクの速度や、距離(位置)を見誤るというお話です。「そんなことあるの?」と思われるかもしれませんが実際にその錯覚が原因の事故というのも多数起きています。
「距離感」の錯覚とは、バスやトラックといった大型車と、バイクのような小さな車は同じ位置にいても距離感が異なって見えやすいのです。大きな車は、実際よりも近くに見え、小さな車は、実際よりも遠くに見えるというものです。
実際よりも近く見えるのは、警戒しますのでまだいいのですが、実際よりも遠くに見えるのが厄介なのです。
次に「スピード感」ですが、こちらも同じくバスやトラックとった大きな車は、勢いよく迫ってくるように感じるため、実際よりもスピードが速く感じますが、バイクは反対にゆっくり近づいてくるように感じやすいのです。
では、この2つの錯覚がどんな結果を招きやすくなるのでしょうか?
例えばこのような状況で今の2つの錯覚を思い出してください。
皆様が交差点を右折しようとしています。すると対向車が交差点に近づくのが見えます。
この時に、対向車が大きな車の場合皆様は先ほどの錯覚でこう感じます。
「近い、それに早いな」当然迫りくる大型車に突っ込む方はいないです。つまり無理せず対向車が通りすぎるのを待つと思います。
ただその対向車がバイクだとすると皆様はどう感じるのでしょうか?
もし先ほどお話させていただいた錯覚をそのまま忘れて判断をしてしまうと、こんな可能性が出てきます。
「バイクが近づいてくるでも、遠い、それに遅いなら先に右折できそうだな」しかし実際には速度も速く場所も近いと皆様が右折し終える前にバイクが交差点に進入してきてしまいます。
この時バイクの方のブレーキ操作が適正なブレーキで転倒することなく対処してもらえれば、事故にならないかもしれません。ですが反対に、バイクの方がブレーキ操作を適正にできず慌てて急ブレーキをかけると転倒することも十分に考えられます。
場合によっては、バイクの方のブレーキが間に合わなければ、皆様と正面衝突の危険性もあります。
ぜひ本日のお話覚えておいてください。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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