この人何しているおわかりですか?実はこの人自転車の片手運転をしている、わけではありません。
これはれっきとした自分のこれからの行動を私達に伝えてくれているのです。
この人がせっかく行っている意思表示を、私達が、気が付かなかったり、無視したりしては、意思疎通の失敗による事故も起きかねません。
そこで本日はお互いに自分の行動を知らせ、相手の意思を読み取るために必要な合図に関してのお話です。
まずは、合図の基本的なところからお話していきます。
灯火(ライト)を使用した意思表示になります。
交差点を曲がるときには、方向指示器(ウインカー)を左右にそれぞれの方を点灯し、曲がる方向の意思表示をし、皆さんが曲がる交差点の30メートル手前で出すことになっています。
この意思表示はよく見るものですね。
またこの右左の方向指示器は、曲がるとき以外にも左右にある隣の車線などに移動するいわゆる進路変更する場合にも使用します。
進路変更をする際の合図は、進路を変える3秒前に合図を出すことになっています。
これは言い方を変えると、合図を出してから、3秒間は進路を変えてはいけないという意味にもなります。
続いて、徐行(めちゃくちゃ速度を落とす)か停止する時には、制動灯(ブレーキランプ)を点灯させ、後退(バック)させるときには、後退灯を点灯させます。
これら灯火を使用して意思表示を行いますが、灯火以外の方法で意思表示をすることもあります。
それが先ほどの写真です。
実は、手を使った意思表示が存在します。これらは見る機会がほぼありませんが、覚えておいてください。
まず、曲がるときと、進路変更のときは、曲がる方の腕(左に曲がる場合は左腕、右に曲がる場合は右腕)を横にのばす。
もしくは、曲がる方と反対の腕(左に曲がる場合は右腕、右に曲がる場合は左腕)を横にのばし、さらにひじを垂直に上に曲げます。
徐行や停止する時には、腕を斜め下にのばし、後退する時は、斜め下にのばした腕をパタパタと前後に動かすことで合図となります。
しかしこれら手による合図を皆様が実際に行うことは、ほぼ無いと思います。
実際に私はこの手による合図を行ったことがありません。
ですが、もし手による合図を行っている人がいた時にその意思表示を見ても意味が分からなければ意思疎通の失敗による事故を引き起こすかもしれません。
ですので、これら合図はしっかりと覚えておいていただきたいことと、正確に合図を出すことによって、意思疎通の失敗を引き起こさないように注意していただきたいと思います。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日もありがとうございました。
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