本日も、先進安全自動車の機能についてご案内させていただきます。
本日ご案内させていただく機能は、「後退時後方視界情報提供装置」です。
通常では、後退(バック)する際には直接目視で後方確認したり、ルームミラーやドアミラーで後方確認したりしながら後退操作を行います。
しかし、普通車のサイズの車ですと、後方には、10~12メートルほどの死角(見えない部分)があります。
そしてドライバーから見えないその死角が、後退操作の危険を物語っています。
ところが、本日ご紹介する、「後退時後方視界情報提供装置」が備わっている車の場合、運転者がシフトをバックギアに入れると、連動する車内モニターに自車の後方の景色が映し出され、安全確認を助けてくれるというものです。
しかも車両によっては、バック駐車がしやすいように、駐車ガイドラインが出るものもあります。
もう皆様お分かりだと思います。後退時後方視界情報提供装置などという難しい名前の装置ですが、すごく簡単にバックモニターのことを指します。
このバックモニターはかなり一般的になってきていますが、こちらもれっきとした、先進安全自動車の機能となります。
最近では、後方のみだけではなく、車の四方に取り付けられたカメラの映像を合成して、まるで自車を俯瞰している様に見える映像をモニターに映し、全方位の死角部分の安全が確認できるというものもで、全方位モニターと呼ばれています。
当スクールのレッスン車は、バックモニターは備えついていますが、この全方位型ではなく、後ろのみになりますが、マイカーレッスンの際に何度か全方位型のモニターを見せていただきましたが、慣れるとすごく使いやすいように個人的には感じました。
またこのバックモニターは後退時の安全に有効なことから、義務化するお話も出ていますが、今のところまだ義務化はされていません。
ただご注意いただきたいのは、自社の後方を映すタイプも、全方位型も同じく映像で映し出されている部分以外の安全確認はご自身の目で見ていただく必要があります。
当然バックモニターのみに頼った後退操作というのは、好ましいことではありませんので、その点十分にご注意をお願いいたします。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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