皆様、いつもご覧いただきありがとうございます。連日、先進安全自動車の様々な機能をご紹介していますが、まだまだあります。
本日は、後側方接近車両警報についてです。
後側方接近車両警報とは、BSMなどとも呼ばれ走行中に、左右の後方から近づく車両がいた場合に、センサーなどでその車を感知すると、ドアミラー内やその付近にランプが点灯しドライバーに接近している車がいるということを知らせてくれるものになります。
そしてさらに、その状態で車線変更を行うためのウィンカー操作やハンドル操作を行った場合、転倒したランプが点滅したり、車によっては、ハンドルを振動させたり、進路変更のハンドル操作と反発する力がハンドルに加わるといったかたちで、進路変更をやめるようにドライバーに注意を促すものもあるようです。
こちらの機能は、日ごろ進路変更などをする際にしっかり目視など安全確認をしているという方には不要なものに感じるかもしれません。
ですが、晴れたお昼といった安全確認がしやすい状況ばかりではありません。
雨が降っていたり、雪が降っていたり、夜間の運転など、安全確認がしにくい場合も多くあります。
しかも後方から近づいてくる車両が、無灯火だった場合などより確認がしにくくなります。
そんな時に、後側方接近車両警報が大きな役割を果たすのではないでしょうか?
特に、運転操作に慣れていないペーパードライバーの方や初心運転者の方には、運転の負担をかなり軽減してくれる機能だといえるのではないでしょうか。
ただし、こちらの後側方接近車両警報も他の機能と同じように絶対に過信はしないでください。
例えば何らかの理由(汚れや故障など)によってセンサーが適正に作動しなかった場合、警告灯が付いていない状況で、ご自身が行うべき安全確認を怠って進路変更してしまえば、当然接触してしまうことも可能性としてでてきます。
また、センサーが正しく作動していたとしても、センサーで感知できないような位置から、猛スピードで近づく車には、ご自身で安全確認をしていただかなくてはいけません。
ですので、今回ご紹介させていただいた、後側方接近車両警報も過信せず、あくまで私たちの安全運転をサポートしてくれる機能の一つと考えてください。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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