本日も本ブログをご覧いただきありがとうございます。今日も昨日に続き先進安全自動車についてのお話です。
ここまで、衝突被害軽減ブレーキと定速走行・車間距離制御装置についてご案内させていただきました。そして本日は、車線逸脱警報についてです。
車線逸脱警報とは、いったいどのような機能なのでしょうか?
もちろんその名の通り、道路上の車線を車がカメラなどで検知し走行中の車線からはみ出しそうになった場合に、警告灯や音などでドライバーに知らせ、正しい走行位置に戻るように促してくれる装置で、LDWとも呼ばれます。
(車線変更など、意図的な運転行動として車線から逸脱する場合は、警報が鳴らない様に工夫されているようです)
ペーパードライバーの方にとっては、練習し始めたばかりのときには、車線の間を適切な走行位置で走行することは難しく感じるかもしれません。
そういった場合には、車線逸脱警報は安心材料になるかもしれませんが、運転に慣れている方にとって車線内を走行するということは、当たり前すぎてそんなの必要ないと思われるかもしれません。
しかしながら運転に慣れてきても、運転中に進路が崩れる可能性は色々あります。
例えば、運転中に飲み物を飲むとか、たばこを吸うとか、周囲の景色に少し目を移すとか、安全確認のためにミラーに視点を移すとか、カーナビの経路を確認するとか、この様に走行位置が崩れる可能性とは、案外多いものです。
こういった場合にサポートしてくれる機能として考えると非常にありがたいものなのではないでしょうか?
ただこの車線逸脱警報も万能ではありませんのでご注意ください。
例えば、皆様もお分かりになられると思いますが、道路上のペイントは、年数が経つと薄れてきます。場所によっては全然見えなくなっている場合もあります。
そういった場所では、車線逸脱警報が正しく作動しない可能性が高くなりますし、急なカーブ、極端に広い車線や極端に狭い車線などでは、同じく正しく作動しない可能性が出てきます。
また、道路状況だけではなく、天候などでも影響が出てきます。夜間、霧、雨天、雪など同じように適切に作動しにくくなる可能性がありますので、あくまで皆様の安全運転をサポートする機能として過信をしないでください。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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