交通ルール解説
本日は昨日の続きで雨天時の高速道路の運転に関してご案内させて頂きます。本日は、昨日名前だけお伝えさせて頂いた、「ハイドロプレーニング現象」(水膜現象)についてです。
これは、水で覆われた路面を高速で走行すると、タイヤと路面の間に水の膜ができてしまい、まるで車が水上スキーのように水の上を滑走してしまうことがあります。
そういった状況をハイドロプレーニング現象と呼びます。
このハイドロプレーニング現象は、タイヤの溝が少ない場合や高速で走行している場合などに、タイヤの下に入った雨水の排水が追い付かない状態になると発生します。
この状況に陥ってしまうと、当然滑走状態になっていますので、ハンドルやブレーキが全く効かなくなり大きな危険を伴います。
上記の状況を防ぐためにも雨の日に高速道路を運転する際には、速度を出し過ぎないことと、タイヤの溝がすり減りっている場合には細心の注意をしてください。
あまりイメージが付かないかもしれませんが、以前自動車学校時代にある資格取得のために、茨城県にある安全運転センター中央研修所で研修を受けさせていただいた際のカリキュラムの中にハンドルブレーキがきかない状況を安全に体験できる研修がありました。
安全に体験できるということが分かっていても、自分の意志とは違い車が勝手に走行していく状況に恐怖を覚えた記憶があります。
当然高速道路でこの現象が起きてしまうと安全な状況ではないのは想像に難くないのではないでしょうか?雨の日の高速道路の運転には様々な危険がありますので無理をせず運転していただきたいと思います。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。