交通ルール解説
昨日まで、歩行者保護に関するお話をさせて頂きましたが、本日から新しいお話です。
今日からお話させていただく内容は、運転中の安全確認、他者に対する合図そしてクラクションに関するお話です。
それでは本日はその中で、安全確認についてご案内させていただきます。
運転中には前方のみに気を取られないようにしていただき、常に後方や側方の状況を各ミラーにより捉えてください。
特に運転に慣れていない状況ではミラーまで意識がいかず、前方の状況や、ご自身の車の進路にばかり気が行きがちになります。
その状況では、他者に迷惑をかけてしまったり、危険を与えてしまったりする可能性が高くなりますので、常にミラーには意識を置ける状況まではしっかり練習していただきたいと思います。
ただし車に備え付けてあるミラーには死角と呼ばれる見えない部分が存在しています。そのミラーに写らない死角の部分を理解していない状態では安全確認がしっかりできるとはとても言えません。
そこで、この死角についてご案内させていただきますが、以下のイラストをご覧ください。ルームミラーに移っている部分を色で塗ってあります。
続いて左右のドアミラーで写る部分を加えます。
ご覧いただいた通り鏡に映る部分と映っていない部分があるのがお分かりいただけるかと思います。ではこの状況でミラーのみの安全確認を行い、右に進路を変えるといったい何が起きるのでしょうか?
ミラーに移っていない部分にいる二輪車に気が付かず接触してしまうのがお分かりいただけるのではないでしょうか?
そのような事故を防ぐために、ミラーに移っていない部分を目視という確認を行いミラーの死角をフォローすることで安全を確保していただくわけです。
では一体どこを目視すればいいのでしょう?もちろん上記イラストのミラーに写らず安全確認がしっかりできていない部分になります。
運転中には、常にミラーに意識を向けるのはもちろん進路変更など実際に左右に車を移動させる際にはこの死角にも十分に注意してください。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。