昨日は、運転上の認知に視覚が重要だということをご案内させて頂きました。本日は、その他の感覚です。
本日は、聴覚についてです。こちらは音という情報収集に利用します。
あまり知られていないですが運転免許の取得条件に10メートルの距離で90デシベルの音が聞こえない場合には、補聴器を使用する必要があります。
また、補聴器を使用しても先の条件を満たせない場合には、ワイドミラーや補助ミラーを使用しかつ、聴覚障がい者標識の使用が義務付けられます。
昨日の視覚に比べ条件が優しいことがお分かりいただけるでしょうか?視覚は条件が満たせない場合には、運転免許の取得ができません。
ところが本日の聴覚は、条件が満たせない場合でも、ワイドミラーなどを使用し視覚で補うことで運転が許可されるのです。
それでも、聴覚も運転には重要となります。といいますのも聴覚が重要なのは、運転中に発生した危険が速度を落としても回避しきれないようなやむを得ない場合にクラクションを使用します。
そのクラクションの音が聞こえないのは、危険回避がかなり困難になります。また、踏切における警報機が聞こえないのも誤って踏切内に進入するという危険性も考えられます。
その他にも緊急自動車が来た際にサイレンの音が聞こえないと赤信号で進入する緊急自動車との接触も考えられます。
このようにあまり意識をされない方も多いかもしれませんが、聴覚とは運転において重要な部分でもあります。
実際上記以外でもこんな方法で聴覚が利用できます。運転中に少し窓を開けておくことで、外の音を聞き役出来ます。
そうすることで、見通しの悪い交差点などでは、姿が見えない車のエンジン音や車が走行する音などで情報収集することができます。
このように聴覚も運転で重要なことがお分かりいただけたでしょうか。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。