昨日は、私たちの目の特徴として広く情報を収集するためには、まんべんなく目を動かす必要があることをご案内させて頂きました。
本日もその続きで私たちの目の特徴になります。昨日は、止まっている状況でのお話でしたが、実際の運転の場面では常に止まっている状況ばかりではありません。
当然早い速度で移動しながら情報を収集する必要があります。そういった移動しながらモノを見る場合の視力を動体視力と呼びます。
動体視力とは、「動きながら動いているものを見る」場合や「動きながら止まっているものを見る」または、「止まっている状態で動いているものを見る」ことを言います。
例えば運転中でいえば、走行中に対向車の動きを見たり、走行中に信号や標識を見たり、停止している状態で歩行者や自転車の動きを見たりすることです。
このように運転中には、昨日ご案内した視力よりもどちらかといえば動体視力がメインとなっていることがお分かりいただけるでしょうか。
そして私たちの目の特徴として、止まっている時に見る静止視力よりも動体視力の方が視力は低下するという特徴があります。
そのため、速度が速くなると視力はそれに伴って低下するということです。
例えば、歩行中に前方から友人が歩いてきた場合、その友人の存在に気が付きやすいですが、同じ状況でお互いに車を運転している状態で対向車としてすれ違った場合には、気が付くことができない可能性が高くなります。
速度が速くなるとそれだけ認知が難しいことがお分かりいただけるでしょうか。つまり、運転中は、速度が速くなるとそれだけ情報収集が難しく危険の発見が遅れることになるわけです。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。