交通ルール解説
昨日、高速道路を運転する際にはタイヤの空気を規定よりもやや高めにするというお話をさせて頂きましたが、本日はその理由についてです。
高速道路を運転する際にタイヤの空気が少ないととあるトラブルに見舞われる可能性が高くなります。
そのトラブルとは、「スタンディングウェーブ現象」と呼ばれます。この現象は、タイヤの空気圧が不足した状態で高速走行をすると、タイヤがウェーブ状(波状)に変形してしまう現象になります。
この状態で走行していても、ドライバーはあまり違和感を覚えずそのまま走行してしまうことがあります。そして気付かずそのまま走行し続けるとタイヤが過熱してしまい、最終的にバースト(破裂)することがあるのです。
高速走行中にタイヤがいきなり破裂するようなもので、かなり恐怖を感じるのではないでしょうか?
実は私も運転免許を取得後4年ほどたった時にこのスタンディングウェーブ現象からのタイヤのバーストを経験したことがあります。
走行中には全く違和感を覚えませんでしたが、いきなり車がガタガタ振動をはじめました。
驚きながらもハンドルをしっかり持ち慌てずに周囲の確認をすると、右のドアミラーに映る状況に驚きました。右後輪付近から火花が散っているのです。
タイヤがバーストしてしまいホイール部分で走行している状況になっていたのです。慌てず非常駐車帯に車を止めてJAFさんを読んだ記憶があります。
いつどのような状況になるかわかりません。ぜひ高速道路を走行するときにはしっかり準備を行ってください。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。