昨日は、衝突時の衝撃力を大きくしない方法として車の重量に着目してご案内させて頂きました。
ただし昨日もお伝えさせて頂いた通りに、重量をコントロールするのは、ドライバーの意志ではかなり難しいものです。
そこで、衝撃力が変化するもう一つの要因として本日は、速度に関するご案内をさせて頂きます。
昨日もご案内させて頂いた通り、衝撃力を大きくしないために常にどのような状況や場所においても低速で走行し続けるのは、車の利便性を大きく阻害するために現実的ではありません。
そこで、場所や状況に応じて適切な速度を出しつつも、運転に集中し不測の事態が起こったときにその危険をいち早く発見するとともに、すぐに速度を落とすことで衝突を防ぐ必要があります。
ただし、万が一停止できずに衝突してしまったとしても、速度が落ちていれば落ちた分だけ衝撃力は大きく低下します。
例えば法定速度の時速60キロで走行していたとしても、ブレーキ操作などによって減速し衝突時の速度が20キロまで低下していると、速度は3分の1ですが、衝撃力は9分の1まで低下させることができるのです。
つまり例え衝突してしまいそうな状況でも、被害を最小限に抑えるためにも最後まであきらめずに減速をすることで衝突時の衝撃力を低下させることができるのです。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。