昨日は、上り坂に差し掛かった際の注意として、坂による失速と対策についてご案内させて頂きました。
本日も続きで、上り坂での発進についてです。上り坂で発進をする際には、後ろに下がらないようにご注意いただく必要があります。
上り坂でブレーキを掛けた停止状態からブレーキを離しアクセルに足を移動させ発進する際には、坂の傾斜により車は後ろに引っ張られるように下がろうとしてしまいます。
特に、マニュアル車においてはその後退は著しいものであります。
ただ多くの方が運転されるオートマチック車においては、マニュアル車ほどの後退は起きません。
といいますのも、オートマチック車であればクリープ現象によってブレーキを離すと前進(リバースギアの場合は後退)しようとするため上り坂による後ろに下がってしまうのを抑えてくれるのです。
ただ傾斜によっては、クリープ現象が負けてしまいオートマチック車でも後退する可能性があります。そんな急な坂では、駐車ブレーキを使用してください。
フットブレーキを踏んで停止状態中に、駐車ブレーキを掛けます。その状態であれば、フットブレーキを離しても駐車ブレーキが効いているため、上り坂による後退が起きにくくなります。
その状態でアクセルを軽く踏み前進する動力を強くした後に駐車ブレーキを解除します。すると後退しないで発進をすることができます。
オートマチック車でも駐車ブレーキが必要な坂道発進をする状況もあります。お役に立てて下さい。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。