交通ルール解説
昨日、実際に追い越しを行う際にどのような状況判断を行うのかをご案内させていただきました。本日はそれを踏まえて、実際に追い越しをするときの手順をご案内させていただきます。
今回は右への進路変更の手順をご紹介いたします。
禁止場所でないことが確認できましたら、追い越す車やその進路、対向車側の状況など前方の安全を確認するとともに、ルームミラーやドアミラーなどバックミラーにて右側や右斜め後方の状況を確認します。
その後安全の確認ができましたら、右へ進路を変える合図を出します。
合図出してから3秒間は進路を変えることができません。
その3秒の間に状況が変化してしまう可能性がありますので、ここで改めて安全確認を行います。
先ほどと同じようにミラーで安全確認を行っていただきますが、ミラーには死角がありました。そこで、最後にミラーの死角部分を目視で確認し制限速度を超えないように進路を右にとります。
この際には、追い越す車との側方間隔に注意をして安全な間隔を保持しながら通過します。
その後左に進路を戻すためにミラーで左側の安全確認を行い左への合図を出します。
追い越した車がルームミラーに映るぐらいの距離まで前方に進み、改めてミラーと目視で安全確認を行って緩やかに左に進路を戻します。そして最後に合図を戻して、追い越しが完了します。
いかがでしょう、前車を追い越すだけでも、複雑な判断操作が求められることがお分かりいただけたでしょうか?
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。