2022.05.12

~加齢に伴う運転への影響~ 運転するなら知っておきたい安全運転知識

 

昨日は、認知・判断・操作に影響を与える要因として病気と薬についてご案内させて頂きました。

 

本日も続きです。本日は、加齢に伴う反応時間の遅れについてです。よく運転免許を取得したばかりの10代や20代のドライバーは運転経験の少なさからくるトラブルが知られています。

そして運転経験が長くなるにつれて判断能力等が成熟してくるとトラブルも少なくなっていくものです。

 

ところが、その運転歴が長くなるにつれ加齢からくる身体能力の低下がみられるようになります。

その加齢も運転の3つの要素である認知・判断・操作に影響を与えるものです。例えば筋肉の衰えからくる、急な操作が難しくなります。

 

飛び出しがあった際に急ハンドルや急ブレーキといった緊急回避が難しくなります。また、視覚も衰えるため、認知能力に低下がみられるようになります。

止まっている時の視力は、十分でも動体視力が衰えます。平均的な70代の方で、止まっている時の視力が0.7あっても動体視力になると0.1まで低下しているというデータもあるぐらいです。

また視野も狭くなり通常左右200度ぐらいの視野が平均的な70代になると160度ほどになるそうです。

 

このように加齢も認知・判断・操作に影響を与える要因であることがお分かりいただけたでしょうか。

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。