昨日までで、運転と五感についてご案内をさせて頂きました。本日は、その五感の中で最も運転にとって重要な視覚に関してもう少し詳しくご案内させて頂きたいと思います。
本日は、視力に関するお話です。運転免許試験には、適性検査という形で視力検査を行っていますので、皆さんも何度も視力検査は経験されていると思います。
通常視力検査とは、指定された輪の切れ目の向きを「上」「下」「右」「左」などと答えていきどのぐらいのサイズの輪まで見ることができるかというように検査を行います。
この検査の方法は、指定された一点を注視するので、注視している場所以外の視力は、低下してしまうという特徴が私たちの目にはあるのです。
少し体験をしてみましょう 。以下の写真をご覧ください。
様々な標識が載っている写真になります。今皆さんは、上記の写真を見て標識の情報を取るために無意識に各標識に焦点を移動させていたのではないでしょうか?
各標識に焦点を当てることで全ての標識の情報をまんべんなく得ることができました。
それではもう一度下記の写真をご覧ください。ただし今度は、視点移動をしないで一点を注視していただきたいと思いますので、赤い円で囲われた標識を注視してください。
いかがでしょうか、一点を注視すると情報収集がとても難しくなるのがお分かりいただけたでしょうか。
つまり運転中も同じで周囲の情報をしっかり収集するには、常に視点を移動させてまんべんなく注意を払う必要があるのです。
特に速度が速くなるとその情報収集も難しくなることが想像できるかと思いますので、なるべく意識的に遠方の情報まで収集することが重要になるのです。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。