トラブル対処法
本日も運転中のトラブルに関するお話です。本日ご案内するのは、「オーバーヒート」についてです。
オーバーヒートとは、何らかの原因でエンジンが高温となり上手く冷却できない状況でそのまま無理に走行し続けるとエンジンが止まり走行不可能となる現象です。
最悪の場合にはエンジンを交換する必要が出てきてしまうものになります。
昔の車には、空気でエンジンの熱を冷やす空冷エンジンというものがありました。只現在はより冷却効率の高い水冷エンジンが採用されているためにオーバーヒートの危険性はあまり高くありません。
ただしそのリスクもゼロではありませんので、一応の対応方法は知っておいてください。
エンジン温度が高くなると運転席のパネルにある水温計がH(hot)に針が近づいていきます。症状がひどい時にはそのままH側に針が振り切れてしまうこともあります。
なお、車種によっては水温計が数字で示されるものもありますが、その場合には、100度以上の場合はオーバーヒートを警戒してください。
車によっては水温計がない場合があります。そういった車の場合には、運転席のパネルにある下記イラストの水温警告灯が点灯しているかで判断してください。
もし警告灯が出ているのであればすぐさま安全な場所に車を停止させてください。
警告灯以外にも目や耳でオーバーヒートの症状を察知できることもあります。
例えば、エンジンから異音が聞こえたりボンネット(エンジンルーム)からいつもしない異臭がしたりボンネットから水蒸気や煙が出るなど明らかに異常が出る場合もあります。
そんなときにも、オーバーヒートを疑い走行を中断してください。その後の対処法ですが少し長くなりましたので続きはまた明日お伝えさせて頂きます。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。