2021.08.01

~なぜ?高速道路に鯉のぼり?!~交通ルールの再確認!高速道路の走行編 その23

交通ルール解説

昨日までは、冬の高速道路について色々ご案内させて頂き雪道についてはひと段落しました。本日は、内容が少し変わり、風についてです。

風というとあまり運転に影響がないのではないかと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

もちろん多くの場合はそこまで大きな影響はありませんが、風の強さによってやはりご注意が必要になります。

まず高速道路を運転中に風に警戒を持つために知っておいていただきたいことがあります。それは、風は基本的に目で見ることができません。

目に見えない危険に対し対応することは非常に難しいものです。そこで、高速道路では私たちドライバーに風の強さや風の向きを目で見てわかるように工夫をしてくれています。

 

それが「吹き流し」です。あまり聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、下の写真をご覧ください。

何となくこいのぼりに似ている感じがするので、高速道路になぜ鯉のぼりが?と思われる方もいるかもしれません。この吹き流しも風の強くなると鯉のぼりのように横になびきます。

そのなびき方によって風の向きと風の強さを私たちに教えてくれているのです。

なびき方による風の強さの読み取りはおおむねこのように考えて下さい。

吹き流しを設置している支柱から風により30°程なびいていると風速3m以上になります。

 

そして、支柱から45°程なびいている場合が風速5m以上となり、支柱から90°真横になびいている場合は、風速10m以上となります。いかがでしょうか、風速10m以上の横風ですとかなり運転にも影響が出ます。今回お伝えさせて頂いたことを忘れずに風の強さを読み取ってください。

それでは明日は、この風について掘り下げていきたいと思います。

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。