2021.08.08

~なぜ夜間の高速道路は危険なの?~交通ルールの再確認!高速道路の走行編 その30

交通ルール解説

本日も昨日の続きで夜間の高速道路の運転についてです。そもそもなぜ夜間の運転はより注意が必要なのでしょうか。

そこには私たちの目が関係しています。私たちは運転中に必要な情報の大部分を目から収集しています。

 

その運転において重要な目は、見る力の視力と見える範囲の視野が常に一定というわけではありません。

例えば見る力の視力は、停止中と走行中で異なってきます。停止中よりも走行中の方が視力は低下し、走行速度が速くなればなるほど視力は低下してしまいます。

 

つまり、信号で停止中と一般道路で走行中、高速道路で走行中は同じドライバーさんが運転していたとしても視力が異なるということになります。

また、視力だけでなく視野も同じで停止中と走行中で見える範囲が異なります。そして速度が速くなればなるほど視野は狭くなります。

 

高速道路走行中は見える範囲も見る力も停止中よりもはるかに低下した状態になるのです。

さらに、私たちの目は昼間よりも夜間の暗い時の方が視力は低下します。

 

個人差はあるでしょうがある実験で、昼間に読んだ文字を夜間に読み取ると昼間の場合の3分の1の距離まで近づかなければ読めなかったとデータがあります。

 

つまり夜間の高速道路の運転はその速度からくる視力、視野の低下にくわえ夜間という状況からくる更なる視力の低下という情報収集がとても難しい状態で走行していることになるのです。

では具体的にどのような注意をする必要があるのかを明日ご案内させて頂きます。

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。