2020.05.30

脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~自転車編Q3~

脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~自転車編Q3~

 

車の運転で重要なことは、「認知」「判断」「操作」の3つです。

 

その中で、「交通事故の主な原因となるものは一体どんな要因でしょう?」

交通事故は、必要な情報を見落としたり、見誤ったりする「認知ミス」や、せっかくの情報を正確にとらえても、それを危険と判断できない「判断ミス」によるものが大半です。

 

そこで、様々な状況下で皆様に正確な認知と判断をしていただけるように当ブログの中で、「状況認知、判断のトレーニング」をしていただければと思います。

 

それではまずは、ご自身が運転しているつもりでご覧ください。

 

30キロで走行しています。

この状況で皆様はどのようなことに注意して運転しますか?

まずは、写真を見て状況の「認知」をしてください。

そのあとに、安全な「判断」を考えてみて下さい。

 

今回は、皆様の左前方に自転車が2台連なって走行しています。最近では、自転車ツーリングを楽しむ方の姿もよく見かけるものです。

 

ですので、今後皆様が運転する中でこのような状況に出会うことも多いかと思います。特に今回の状況で皆様は、自転車の後方から近づいています。

 

皆様にとっては自転車の存在に気が付くのは容易なことですが、自転車の方は皆様(後方から近づく車)の存在に気が付いているのでしょうか?

といいますのも自動二輪(バイク・原付)であればサイドミラーによって後方の確認ができます。

 

しかし自転車にはサイドミラーが基本的についていません。最近では、市販で様々な自転車用のミラーが販売されていますが、まだまだ一般的ではありません。

 

そう考えると、もしかしたら前方の自転車は皆様の存在に気が付いていない可能性は考えられるのではないでしょうか?ということは、前方の自転車の側方を通過する際には、安全確保のためにしっかりと側方間隔をあけて通過するほうが好ましいのではないでしょうか。

そう判断していただけると、自転車の側方通過よりも先に、対向車と行違うために、速度を落とし、対向車と行違った後のタイミングで、安全な間隔を保持し自転車の側方通過していただくとより安全になるのではないでしょうか。

 

いかがでしょう?簡単でしたか?もちろん実際には、交通の流れの中で、素早く正確な「認知」「判断」「操作」が必要になります。

その分難しくなりますが、まずは、ゆっくりで結構ですので、正確な「認知」「判断」を身に付けていきましょう。

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。