脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~自転車編Q2~
車の運転で重要なことは、「認知」「判断」「操作」の3つです。
その中で、「交通事故の主な原因となるものは一体どんな要因でしょう?」
交通事故は、必要な情報を見落としたり、見誤ったりする「認知ミス」や、せっかくの情報を正確にとらえても、それを危険と判断できない「判断ミス」によるものが大半です。
そこで、様々な状況下で皆様に正確な認知と判断をしていただけるように当ブログの中で、「状況認知、判断のトレーニング」をしていただければと思います。
それではまずは、ご自身が運転しているつもりでご覧ください。
30キロで走行しています。
この状況で皆様はどのようなことに注意して運転しますか?
まずは、写真を見て状況の「認知」をしてください。
そのあとに、安全な「判断」を考えてみて下さい。
今回は住宅街の中を運転しています。住宅街というのは、大通りに比べると、普段から車通りの少ないところも多いかと思います。
そういった場所では、通行者の皆さんは警戒心が多少なり薄れるものです。今回では、目の前に自転車に乗りながら犬の散歩をしている方がいらっしゃいます。
※もちろん自転車に乗っての犬の散歩は、ルール違反になります。
この姿を見ただけで多くの方は、「なんて危ない行為だ」と思われるのではないでしょうか?
ただ実際には、自転車の運転をされる方には、今回の状況と同じぐらい危険な状態で運転している姿を街中ではたくさん見かけます。
例えば、スマホの操作をしながらの自転車運転や、傘さし運転、二人乗り(乗車装置の設置など条件を満たした場合を除く)、一時停止無視、右側通行などなど、上げればきりがありませんが、どれも街中で見かけた記憶があるのではないでしょうか?
そんな中、皆様には都度安全な判断をしていただきたいと思いますが、今回の場合ですと、犬に引っ張られ自転車の方がふらつく可能性や転倒する可能性が大いにあります。
また、前方左には路地がありますので、そこから飛び出す「何か」がいると、自転車は、驚いて思わぬ行動をとるかもしれません。
そこで、慌てず安全な状況になるまで自転車を無理して追い越さないでください。
追い越しに適した場所・状況になるまでタイミングを見計らって後方で様子を見るのもときに必要なるのではないでしょうか?
いかがでしょう?簡単でしたか?もちろん実際には、交通の流れの中で、素早く正確な「認知」「判断」「操作」が必要になります。
その分難しくなりますが、まずは、ゆっくりで結構ですので、正確な「認知」「判断」を身に付けていきましょう。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。