脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~歩行者編Q9~
車の運転で重要なことは、「認知」「判断」「操作」の3つです。
その中で、「交通事故の主な原因となるものは一体どんな要因でしょう?」
交通事故は、必要な情報を見落としたり、見誤ったりする「認知ミス」や、せっかくの情報を正確にとらえても、それを危険と判断できない「判断ミス」によるものが大半です。
そこで、様々な状況下で皆様に正確な認知と判断をしていただけるように当ブログの中で、「状況認知、判断のトレーニング」をしていただければと思います。
それではまずは、ご自身が運転しているつもりでご覧ください。
20キロで走行しています。
この状況で皆様はどのようなことに注意して運転しますか?
まずは、写真を見て状況の「認知」をしてください。
そのあとに、安全な「判断」を考えてみて下さい。
今回の道路状況はご覧の通り、対向車とすれ違うのも難しい道幅の場所で、かつ左右に歩行者の方々がたくさんいらっしゃいます。
通常であればこういった状況の道路は、走行しないような経路を選択したいところではあります。
ただ今後、皆様が長い年月運転をされていく中でこういった状況下で運転しなければいけない場面が来るかもしれません。
そんな時に皆様に考えていただきたいことは、歩行者が多く車があまり通らないような道路では、歩行者の心理状況として「車の方が注意して止まってくれて、道を譲ってくれる」という気持ちになりやすいということです。
そのためにあまり注意をしないで、車道を横断したり、車道を歩いたりしがちになります。
しかも、運転する側の私達は、一度にこれだけ多くの歩行者の方の動きを、正確にすべて捉えるということは当然できません。
そこでそれを見越し、こういった場所・状況を通過し終えるまでは、いつでも止まれるような速度を選択し運転することが必要になります。
決して、早く通過してしまおうと加速したり、クラクションを鳴らしながら通過したりといったことはしないでください。
いかがでしょう?簡単でしたか?もちろん実際には、交通の流れの中で、素早く正確な「認知」「判断」「操作」が必要になります。
その分難しくなりますが、まずは、ゆっくりで結構ですので、正確な「認知」「判断」を身に付けていきましょう。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。