2020.05.20

脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~歩行者編Q5~

脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~歩行者編Q5~

 

車の運転で重要なことは、「認知」「判断」「操作」の3つです。

 

その中で、「交通事故の主な原因となるものは一体どんな要因でしょう?」

 

交通事故は、必要な情報を見落としたり、見誤ったりする「認知ミス」や、せっかくの情報を正確にとらえても、それを危険と判断できない「判断ミス」によるものが大半です。

そこで、様々な状況下で皆様に正確な認知と判断をしていただけるように当ブログの中で、「状況認知、判断のトレーニング」をしていただければと思います。

 

それではまずは、ご自身が運転しているつもりでご覧ください。

 

30キロで走行しています。

この状況で皆様はどのようなことに注意して運転しますか?

 

 

まずは、写真を見て状況の「認知」をしてください。

そのあとに、安全な「判断」を考えてみて下さい。

 

 

道路を利用される歩行者の方は、実に様々な方々がいらっしゃいます。そのさまざまな歩行者の方の「年齢」「状態」などそれぞれの特徴に応じた運転が必要になります。

 

今回の場合ですと、道路を横断しているお年寄りの方が見られます。「こんな横断歩道のない場所を横断するなんてなんて危険な人だ」といいたくなるところかもしれませんが、こういった姿は実際に運転中にもよく見かけるものです。

そして、横断歩道がない場所であっても、この様に歩行者の方が道路を横断している場合には、車の運転者は、その横断を妨げてはいけないというルールが存在します。

 

今回の場合ですと、横断しているお年寄りの前方を強引に通過するということは絶対にやめて下さい。※横断者がお年寄りの方でなくてもやめて下さい。

 

特にお年寄りは、視力や判断能力の低下から速度感や距離感がうまくつかめない方も多いようです。

つまり通常では、横断しないようなタイミングで道路を渡ってしまうことで、上記のような状況を作りやすいようです。

 

また、足腰の衰えなどから、足元に注意がいくため、そもそも皆様の存在に気が付いていない可能性であったり、転倒してしまったりと、思わぬ状況がうまれるかもしれません。

 

ですので、強引に前方を通過するのではなく、後方で停止し横断するのを助けてあげるようにして下さい。

 

いかがでしょう?簡単でしたか?もちろん実際には、交通の流れの中で、素早く正確な「認知」「判断」「操作」が必要になります。

その分難しくなりますが、まずは、ゆっくりで結構ですので、正確な「認知」「判断」を身に付けていきましょう。

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。