脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~歩行者編Q4~
車の運転で重要なことは、「認知」「判断」「操作」の3つです。
その中で、「交通事故の主な原因となるものは一体どんな要因でしょう?」
交通事故は、必要な情報を見落としたり、見誤ったりする「認知ミス」や、せっかくの情報を正確にとらえても、それを危険と判断できない「判断ミス」によるものが大半です。
そこで、様々な状況下で皆様に正確な認知と判断をしていただけるように当ブログの中で、「状況認知、判断のトレーニング」をしていただければと思います。
それではまずは、ご自身が運転しているつもりでご覧ください。
30キロで走行しています。
この状況で皆様はどのようなことに注意して運転しますか?
まずは、写真を見て状況の「認知」をしてください。
そのあとに、安全な「判断」を考えてみて下さい。
運転中の周囲の状況は刻一刻と変化をしていきます。それらの状況を風景としてとらえているだけでは、危険な状況に気が付くことが難しくなります。
特に今回の場合ですと、左側の施設が公園ということで、小さなお子様など人が集まりやすい場所です。
そして現状、一見前方の道路状況に危険はなさそうですが、まだ目に見えていない危険が周辺に潜んでいると考えて下さい。
例えば公園内の子供が、道路上に飛び出してくることも考えられますし、反対に、右側の路地から公園に遊びに来た子供が飛び出してくることも考えられます。
このような場面で皆様はどのような運転行動をとればいいのでしょうか?
今回の場合は、道幅があまり広い場所とは言えません。そして、前方に対向車も見えないということで、左右のまだ見ぬ危険に対しバランスをとるために道路の真ん中を走行しながら、いつでも止まれるような速度を選択し公園と路地の側方を通過していきましょう。
通常のルールですと、道路の左側を通過しなければいけませんが、狭い場所では、例外として真ん中や場合によっては右側に進路をとることが許されています。その例外を上手く使って安全に通過してください。
いかがでしょう?簡単でしたか?もちろん実際には、交通の流れの中で、素早く正確な「認知」「判断」「操作」が必要になります。
その分難しくなりますが、まずは、ゆっくりで結構ですので、正確な「認知」「判断」を身に付けていきましょう。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。