本日は、運転中のイライラについてお話させていただいた、一昨日の続きです。
イライラした状態での運転は、運転自体が乱暴になり他のドライバーに対して危険を与えるだけでなく、そのイライラが伝染し伝染したドライバーも運転が乱暴になる可能性もある、といったお話をさせていただきました。
本日は、そんなイライラが起こす運転で最近話題の「あおり運転」についてお話させていただきます。
そもそもなぜ「あおり運転」という他人を攻撃する行為に出てしまうのでしょうか?
例えば、会社や学校といった場所で、何か嫌なことがあったり、少し「ムッ」とすることがあったとしても、いきなり大声で叫んだり、相手につかみかかることはありませんよね?
ですが運転になると、「前の車が遅い」「進路を邪魔された」「パッシングされた」「クラクションを鳴らされた」など、通常では考えられないような理由で相手に「あおり」という攻撃を行う方がいらっしゃいます。
中には、「あおり」でとどまらない方もいるようですが、車の運転は非常に匿名性の高い行動だということが一つ原因にあげられるようです。
簡単に言ってしまえば、信号待ちで偶然隣同士になったドライバーさんが誰かなんてわからないですよね?
前を走っている車を誰が運転しているかもわかりません。当然それは自分自身にも言えることで、自分自身がどこの誰だか、他のドライバーさんには当然わからないということです。
つまり相手を攻撃しても自分が誰かは相手にわからないだろう。という心理が働くようです。
インターネットなどでも匿名性が高いコメント欄には過激な言葉が並ぶこともありますが、そういったことが運転にもあるということです。
そういった匿名性というのが「あおり運転」の一つの原因にあるようです。ただ最近は、ドライブレコーダーの普及により以前に比べ車を運転している状況でトラブルになればドライブレコーダーの映像から相手の特定がしやすくなってはいますので、匿名性という部分は薄れているのかもしれません。
そのおかげで、「どこそこであおり運転をした人が逮捕されました」という報道を私達は目にするわけですね。
明日は、そのあおり運転から身を守るというお話をさせていただこうと思います。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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