8月17日のブログ
【脱ペーパードライバーのためのこんな場面どうするの?】~路線バスって避けても良いの?~
にて、路線バスに対する基本的な対応方法ついてお話させていただきました。
本日は、その基本を踏まえていただいたうえで、こんなことも注意していただきたいこと、考えていただきたいことをご案内させていただきます。
どうしてもバスを避けるときに意識がいってしまうのが、「バス」と「対向車」になります。しかし、バスと対向車への意識のみでは、それ以外の存在からの危険に対応できなくなります。
一つ考えていただきたいのが、まさに避けようとしているバスのその先です。
例えばバス停の先、左側に路地(お店の出入り口)があっても皆様からは、バスの死角に入ってしまい気付かなくなります。
その路地から車がタイミング悪く出てこようとしていても、やっぱり皆様からは、出てくる車も当然死角に入っていますので、気付きにくくなります。
その時、無警戒にバスの前方に出ようとすると、ちょっと怖いと思いませんか?
また路地は無くても、バスの前方に信号交差点があった場合、バスの前方に信号待ちしている、車両が存在していると、元の車線に戻れなくなってしまうかもしれません。
場合によっては、対向車線に取り残されてしまい対向車の走行を邪魔してしまうことも考えられます。
また道路形状でその他に気を付けていただきたい場面は、交差点のすぐ先にバス停がある場合です。
交差点の先のバス停にバスが止まった場合に不用意にそのバスを避けようとしてしまうと、タイミング悪く対向右折車が、中央に寄ってきていると、避けられなかったり、対向右折車と接触してしまったりする可能性が出てきてしまいますので、その場合も十分注意していただき、場合によっては、交差点に進入せずに待っていただくことも必要になります。
それ以外にも、バス停の前方がカーブになっているような場所では、対向車の発見が遅れやすいです。
また、当然皆様から対向車が見えないということは、対向車から皆様も見えていませんので、そういった場所では、中央線をはみ出してバスを避けてしまうのは、考えていただかなければいけません。
いずれにしましても、止まっているバスを避けるというのは、単純そうな運転行動に感じるかもしれませんが実は、奥が深く危険も多い運転行動になりますので、ぜひ本日の内容も記憶に残していただければと思います。
明日は、バスを避けるときの歩行者に対するお話です。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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