先日6月14日のブログ記事「車の見えないお話その2」にて運転席に座った際、車の前後左右に見えない部分が存在するというお話をさせていただきました。
そしてその見えない部分が、車を運転される方にとって、ちょっと困りものです。
その見えない部分に危険がひそんでいるということはもちろんですが、運転に慣れていないペーパードライバーの方にとっては、その見えない部分が、車を動かす妨げになります。
例えば「止まれ」の停止線は、法令上直前で止まることが決められています。ただ直前で止まりたくても、途中から車体に隠れてしまい停止線が見えなくなります。
見えない線に対して直前で止まることが要求されているのです。
または運転席と反対の左側は、見えない部分が大きく、左側にどのぐらいの距離があるのかわかりにくいです。
しかし、そのわかりにくい左側ですが、交差点を左折する際には、法令上「あらかじめ道路の左側に寄せる」となっています。
このように車体に隠れて見えない部分を安全面でも、操作面でも考えた運転するというのが求められます。
では、本日はその見えない部分の操作面でのお話です。
まずは、前方の見えない部分を考えて停止線の直前で止まるために知っておいていただきたいのが、前方から停止線は見えないかもしれませんが、運転席側の窓から停止線が見えるかと思いますので、そこから停止線と車体の位置関係を覚えておくといつでも停止線の直前で止まることができます。
ただその際に注意しておくことは、運転姿勢をいつも正しくしておくことと、また、車種によっても停止線と車体の位置関係、見え方が変わってしまうので、運転する車が変わる場合は注意が必要です。
では、左側はどのように判断するのでしょうか?
実はこちらも、線やガードレールまたは縁石などと車体との位置関係、見え方によって左側の間隔・距離感を判断します。今回、左側は車体に隠れてしまいますので、前方で判断します。
前方の窓から左側の線が見えます。この線がどの位置から見えているかによって、左側の間隔を判断します。
これらを車体感覚とか車両感覚といいますが、この見え方は人それぞれ違います。ですので皆さんの見え方は、レッスン内で一緒に探していきましょう。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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