本日も、夜間の運転の続きです。この夜間の運転は、とってもボリュームがあります。実際自動車学校の授業(教習と呼びます)では、2段階の19教程「悪条件の運転」という項目でお話するのですが、あまりにもボリュームがありすぎて、一つ一つをしっかりお話しすることが難しい項目です。
私も、学科を始めた当初は、苦手意識がありましたが、途中から好きな項目になりました。
さて本日は、夜間の運転の中でもとても怖いお話です。このお話は、自動車学校時代に、学科教習中にお話ししていたのですが、皆さん真剣に食い入るように聞いてくださっていました。
それは、「蒸発現象」といいます。蒸発現象とは、ご自身のライトと対向車のライトが作用することにより、道路の中央付近にいる歩行者がかなり見えにくく(消えてしまったように感じる)まるで蒸発したかのように感じる現象です。
つまり、夜間道路を横断している人がいた際に、たまたまそのタイミングで皆さんと対向車がその場所で行違った際、車同士はお互いの存在に気が付いているものの、歩いている歩行者に気が付くのが極端に難しくなってしまい、横断している歩行者をどちらかの車がはねてしまう危険性があるというお話です。
にわかには信じられないかもしれませんが、そういった現象が実際に存在し、それにより事故というのも発生しています。
特にこの現象は、お店の光や、街路灯などが少ない暗い道路(路地)などで起きやすく、また雨の日は、濡れた路面のライトの光が反射してしまい、より一層起きやすくなります。
特に注意していただきたいと思います。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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