こんにちは、愛知ペーパードライバースクールの服部です。
本日も、脱ペーパードライバーを目指す方への交通ルール解説をさせていただきます。
今回は先日の信号に関するお話の続きです。
信号には赤・黄・青の三色の灯火以外にもあるのはご存知だと思います。
恐らく一番多く皆さんが見かけるのが『青の矢印信号』です。
特に右向きの青矢印は数多く見かけますね。
この青色矢印信号は、『車は、矢印の出ている方向に、進むことができます』という意味になります。
ただし、右向きの矢印の場合には、軽車両(主に自転車)と2段階右折というちょっと変わった右折をしなければいけない場合の原付は進めません。
少し難しく感じるかもしれませんが、皆さんが、練習されるときは、矢印が出たら曲がって良いと簡単に覚えていただければいいかと思います。
ただしその矢印の色が、青ではなく『黄色の矢印信号』の場合は、動かないでください。
黄色の矢印信号は、路面電車に対する信号となり、私たち車のドライバーは進むことはできません。
皆さんは黄色の矢印信号見たことありますか?
実は愛知県の豊橋市には、路面電車が走行している区間がありますので、記憶に残しておいてください。
続いて、赤と黄色の灯火が点滅している信号を見たことありませんか?夜中などで点滅信号に切り割っている場所もありますね。この点滅信号の意味はこうなります。
『黄色の点滅信号』は『車は、注意して進むことができます』
『赤の点滅信号』は『車は、停止位置で一時停止したのち、注意して進むことができる』となります。
違いは赤点滅の場合は一時停止義務があり、黄色点滅には一時停止義務がないというところです。
ただ皆さんに注目していただきたいのは、『一時停止』という言葉もそうなのですがそれ以上に、
『注意して進むことができる』という表現に注目してください。
信号のある場所ですので、基本的に交差点となります。
交差点というのは様々な方向から様々な人が行きかいますので、安全確認をしっかり行うことが必要となります。
つまり注意して進むことができるという表現は、【安全確認を怠ってもしくは不十分でぶつかった場合は、注意をしていませんでしたと判断しますよ】といっているのです。
特に黄色点滅の信号側を通行する際には、赤点滅よりも優先意識が働きやすいですので、文字通り十分注意してください。
そして最後に、見る機会は本当に少ないとは思いますが、覚えておいていただきたいのが『警察官などによる手信号』です。
混雑時や緊急時などに行う警察官の手信号は、信号機よりも優先されるものとなりますので、手信号についても知っておいてください。
まず手信号を行う警察官の前方と後方を走行する車にとっては、赤の信号と同じ意味です。
これは簡単ですね。続いて手信号を行う警察官の左右を走行する車にとっては、手を横に開いている又は、下ろしている(手は両手でも片手でもどちらも同じ)場合は青の灯火で、その腕を上にあげた場合(手は両手でも片手でもどちらも同じ)は黄色の灯火となります。
たま、手に灯火を持っている場合もありますが、その場合も意味は同じととらえてください。
特に警察官が手信号を行う場合は、事故や災害など信号機が使えない状況で交通状況が混乱している場合も多くあります。冷静に思い出して対応しましょう。
本日もありがとうございます。
こちらから他の記事もご覧いただけます。