こんにちは、愛知ペーパードライバースクールの服部です。
GWも始まり、道路状況が少し混雑しているようですが、皆様、事故なく楽しい休日をお過ごしください。
さて本日も脱ペーパードライバーを目指す方への、交通ルール解説になります。
今回のお話は、皆さんも一度は経験があるかと思います。車に乗っている際に、どこからかサイレンの音が聞こえ、周りの車が、道をあけていくそんな場面、そうです、緊急自動車への対応についてです。
緊急自動車とは一般的には、消防車や救急車、パトカーといった車両を指しますが、実際には、かなりの種類が存在します。
すべて覚えるのは数が多すぎて難しいので、【赤色ランプ】と【サイレン】と覚えてください。基本的にこの2つがそろうと緊急自動車になります。(一部のパトカーを除く)
私にも記憶があるのですが、車の免許取得した直後に一人で運転中にどこからかサイレンが聞こえた時、不安になりドキドキした経験があります。
と言いますのも、自動車学校では主に学科の中で緊急自動車の対応についてはお話させていただきます。
もちろん、技能教習中にも、緊急自動車が近づいてきた場合には対応についてお話します。ところが、実際に緊急自動車に対する対応を練習することはほぼありません。
と言いますのも、そういった場面に教習中に遭遇する方は全体の数%(教習所の近く病院などがあればもう少し割合は高くなると思います)ほどです。
そして私も自分が自動車学校に通っていた時、練習中には緊急自動車に遭遇しなかったため、運転免許を取得して隣に指導員がいないそんな状況でいきなり、サイレンが鳴って焦ってしまいました。と言うことで改めてここで、知っていただこうと思います。
緊急自動車に対する対応は、4つ覚えていてください。
まず、どんな時でも共通しているのが、①左に寄る。と言うことです。ただし、皆さんがいる道路が、②一方通行で対向車が来ない場合には右に寄っていただいてもかまいません。
続いて皆さんがいる場所に交差点(2つ以上の道路が交わる場所)がある場合は、その③交差点をあけて(交差点から出る又は入らない)、④止まっていてください。
ただし交差点がない場合は、法令上【停止義務】まではありませんが、状況を考えていただくと義務はなくとも【配慮】をしていただきたい場面となります。
ただ道路交通状況によっては、教科書通りのしゃくし定規の対応では、対処しきれない場面も存在します。
周りの車のドライバーさんの動き方や、緊急自動車の動きをみてどこを通ろうとしているのかを判断してあげてください。
実際この緊急自動車の対応というのは、簡単そうに見えてもとても難しいです。
例えば、大きな音で音楽を聴いていたり、お話に夢中になっていたりすると、サイレンの音が聞こえないで、緊急自動車の接近に気が付かないこともあります。
また、サイレンの音は聞こえても、実際にどこから緊急自動車が近づいているのか判断が難しい場合もあります。
そういったことで、緊急自動車と事故をしてしまったというケースも珍しくありません。
いつ緊急自動車が近づくかわかりませんので、運転する際は頭の隅の方に本日の内容を置いておいてください。
ぜひ当スクールブログ記事を皆様のペーパードライバー卒業のお役に立てていただければと思います。
本日もありがとうございました。
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