こんにちは、愛知ペーパードライバースクールの服部です。
本日は平成31年4月30日、平成最後の日です。
感慨深いものですが、かつて昭和から平成になったときの記憶は、子供心に日本中が暗い雰囲気だった記憶がありますが、今回の平成から令和への改元はどこか、新年のようなおめでたい雰囲気がありますね。
私はこの雰囲気の方が好きです。
皆様もぜひ、新元号とともに脱ペーパードライバーの一歩を踏み出してみませんか?(もちろん当スクールで)
さて本日も、恒例?となりました。ペーパードライバーの卒業を目指す方へ交通ルールのご案内です。
今回は、昨日のブログ『緊急自動車の対応』にすこしだけ似ていますが、『路線バスへの対応』となります。路線バス、県営バスや市営バスといったところをイメージしていただくと良いかと思います。
この路線バス、運転に慣れていないペーパードライバーの方、または自動車学校で練習されている方にとってはとても厄介な存在です。自動車学校時代もそうですし、今のレッスン中もそうですが、目の前のバスがバス停に停止すると、避けるべきか、後ろで止まるべきかに迷う方が多くいらっしゃいます。
実際に避けるか止まるかは、状況を見てください。
1車線なのか2車線以上なのかによって対向車・後方・側方車両に対する注意の度合いが変わってきます。またここで不安になるのが、中央線の色。白と黄色でもちろん意味は違います。
色々悩んでいるうちにバスに近づきすぎてしまうと、対向車の安全確認ができなくなり、身動きが取れなくなってしいます。
実際のレッスンではそんな場面で法令をまじえたり、コツをお話したりして練習をしていただけますが、本日は交通ルールになりますので、法令面でのお話です。
まず、バスがバス停に停止している際にはもちろん避けていただいて構いません。それはたとえ1車線で対向車側に飛び出すことになってしまってもです(もちろん対向車に対する安全確認は必要です)。
その際の中央線の色は黄色でも白でもどちらでも構いません。
黄色の中央線は、「追い越すために線超えちゃダメだよ」という意味ですので、停止中のバス(一般の駐停車車両も同様)を避けるのは追い越しと呼ばないので問題なしです。
ただし停止しているバスがお客さんの乗り降りが終わり発進の合図をした場合には、その発進を妨げてはいけません。
つまり後方で待ち発進を助けてあげなければいけなのです。ただここで問題なのが、バスが発進の合図を出したらなんでも譲るのかといえば、それも難しいこともありますよね。
合図が出ていないバスを避けている最中にいきなり合図が出ることもあります。そんな時は、そのまま避けていただいて構いません。しっかり法令の例外規定に書いてありますので、問題ありません。
ただドライバーさんの中には、バスの後ろを走行するのが嫌だと動き始めようとするバスをかなり強引に避ける方もいるようですが、本当にやめた方がいいです。
実際に私がお会いした方がこんな体験を教えてくれました。
その方は、発進しようとするバスを強引に避けたことによりバスが急ブレーキ、車内で立っていた乗客が転倒しケガをしたということで、強引に避けたその方は、バスとぶつかっていないものの【非接触の人身事故】という扱いを受け免停となったそうです。
その方も私も、接触=事故という認識が強く、ぶつかっていないにも関わらず事故という扱いを受ける場合があることに大変驚きました。
慣れてきたり、時間に追われていたりする場合の運転などは特に気を付けたいものですね。
本日もありがとうございました。
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