昨日は、状況に応じた速度選択の重要性をお話させていただきました。本日は同じ状況判断のお話で、状況に応じた車間距離です。
その前に車間距離の基本的なお話です。
この車間距離は、前の車が急に止まってもこれに追突しない距離をとっていただく必要があります。
そこで車間距離は、現在出している速度を0キロにするために必要な距離(停止距離といいます)と同じだけとっていただくことになります。
車間距離の目安は、一般道路では現在の速度-15=車間距離といわれます。
例えば50キロで走行していたら-15で、車間距離は35m必要となります。ただこれはあくまで目安となり、本日のお話の状況に応じた車間距離というのは、また別のお話です。
では状況に応じた車間距離を具体的にお話させていただきます。
まず考えていただくのが、天候や路面、タイヤの状態(新しさなど)、重さなどです。
重さとは、皆様がお持ちの運転免許証(普通自動車)であれば、乗車定員は最大10人まで乗せる事ができます。
例えば人ひとりの体重を単純に50キロと換算した場合、お一人で運転される場合は、50キロの重さが車に乗ります。
しかし普通自動車の乗車定員いっぱいの10人乗せている場合はどうでしょう?500キロの重さが車に乗ることになります。
この車にかかる重さが、車を止めるために必要な停止距離を伸ばしてしまうため、その分車間距離も長くとる必要が出てくるのです。
しかし実際の交通状況の中では、この車間距離が本来必要な距離よりもかなり少ないドライバーさんが多いように見受けられます。
あくまで最初にご紹介した車間距離は目安であり、「少なくともこれだけとってください」というものです。
ですので皆様は状況に応じて車間距離をのばしてあげて下さい。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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