昨日、「徐行」についてお話をさせていただきました。その中で徐行の意味と、皆様が日ごろ運転していただく上でおそらく最も多い徐行する場面である交差点の右左折についてご紹介させていただきました。
そこで本日は、徐行していただかなければいけない場所のご案内です。
徐行場所は全部で5か所あります。
1.「徐行」の標識のある場所
2.左右の見通しのきかない交差点
※ただし優先道路を通行している場合や、交通整理(信号など)が行われている場合は除かれます。
3.道路の曲がり角
※見通しの良い悪いは関係なしです。
4.上り坂の頂上付近
※上り坂の途中に徐行義務はありません。
5.勾配の急な下り坂
※急な下りは上から下まですべて。
ただし、上記の場所以外でも当ブログでご案内している通り、徐行しなければいけない場合(状況)というのもあります。
例えば、昨日お伝えさせていただいた、交差点の右左折や、歩行者の中でも特に保護を強める必要なある方々の近くを走行する場合などです。
まだご案内していない状況もありますし、なにより数が多くなかなか覚えにくいです。
そこで、皆様こんな風に考えてあげて下さい。徐行が必要な場所そして場合(状況)共に速度が速いと他の交通者に危険を与えてしまう可能性が高くなる場所・場合ばかりです。
つまり運転していて、「ここは速度が速いと危険だ」という危険に対する感受性を高めていけば自然と徐行場所や、徐行状況に対応できるはずです。
もちろんペーパードライバーの方にとっては、危険な状況を感じ取るより、操作の方に不安が大きいという方も多いかもしれません。
しかし日々運転をしていくと次第に操作にもゆとりが出てきて、周囲の状況も見えるようになっていくと思います。
いわゆる運転に「慣れ」てきます。周囲の状況を正しく認知し危険を感じ取るためには、この運転への「慣れ」は絶対に必要になります。
この運転への「慣れ」に関しましては、私達愛知ペーパードライバースクールでお手伝いさせていただくことができます。
しかしその運転に必要な「慣れ」が「油断」に変化してしまうこともあります。
「このぐらいの速度なら大丈夫」「この場所は、いつも人がいない。だから徐行しなくても平気だ」などといった「油断」が事故の可能性を高くしてしまいます。
実際に運転免許証を取得した直後の方よりも、少し慣れてきてもうすぐ初心者マークが外せるという時期に事故をしてしまうケースも多いようです。
当ブログを読んでいただいている皆様には、「慣れ」を「油断」変化させないようにしていただければと思います。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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