皆様こんにちは。本日からは、昨日お話させていただいた、車両間の意思疎通についてお話させていただきます。
ただし昨日にもご案内させていただいた通り、今回のお話は決められたルール(方法)ではありません。
あくまで「こういったライト(灯火)などの使用方法によってご自身の意思を伝える方法があります」というお話になります。運転者様の使用方法には、同じライトの使い方でも全く違う意味になることもありますので、十分注意をして下さい。
その意味の違う使用方法の代表的なのが、パッシングです。
例えば皆様が右折待ちの際などに、対向車が「ピカッ」っとライトを一瞬上向きで点灯させました。※これをパッシングと呼びます。
いったいどういう意味でしょう?実はこの場合、2つのパターンが考えられます。
1つは、右折待ちの皆様に対し「お先にどうぞ」という意思表示です。当然皆様はこんな形で対向車から譲ってもらえれば安心して右折したくなりますよね?
しかしここで2つ目のパターンがあることを皆様知っておいていただきたいのです。それが、「直進の自分(対向車)が先に通過するから、右折のあなた(皆様)は出てこないでね」という意思表示です。
いかがでしょう?実は同じライトのパッシングという操作であっても、まったく逆の意味に使用することがあるのです。
ではそんな時に、どのように相手の意思を正確に読み取ればいいのでしょうか?
実はこの時に必要なのが、相手のライト(パッシング)という意思表示以外にその意思を示した相手の動きです。
例えば減速をしているのであれば、譲ってくれていると判断できますし、速度を落としていない又は、加速しているとなれば、譲っていないという判断ができます。
ですので、落ち着いて相手の動きを意識してあげて下さい。
ただしここでもう1つご注意いただくべきことがあります。それが、譲ってもらった際に、慌てて動き出さないということです。
といいますのも、譲った相手がすべての状況を把握して譲っているわけではないということです。譲ってくれた車以外の動きや、歩行者などを含めた全体の安全を皆様自身で確認をしてから動いていただくことが大切になります。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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