こんにちは、愛知ペーパードライバースクールの服部です。
本日は、名古屋市天白区でのレッスンです。
この場所は私にとってなじみの地域になります。10年以上前、自動車学校に入社するよりも前にこの地域のとあるお店で働いていました。
5年ほど働いており、今でもそのお店にはお客さんとして行くことがあります。
当時一緒に働いていた方は、異動によりもういませんが、今も地域の皆様に愛していただいているようです。
私にとってよく知る地域でしたので、非常にレッスンもしやすく、また色んな意味で懐かしい気持ちになりました。
レッスン日誌
【名古屋市天白区】フィールダーさん(30代女性)
【プラン】 初回お試し2時間コース
【練習車両】 トヨタカローラフィールダー(レッスン車)
さて本日のお客様は、ペーパードライバー歴は2年と浅いものの非常に運転に対して恐怖心がある方でした。
自動車学校時代にも、そういったお客様は多くいらっしゃいました。
実際お客様のなかには緊張のあまり腕が固まってしまい、まったくハンドル操作ができなくなる方もいらっしゃいます。
私はそういうお客様のお気持ち、本当によくわかります。緊張と恐怖で全く体が思うように動かないことは本当にあります。
自動車学校で働いていると、多くの車の資格を取得しなければなりませんでした。
私はその中でも『バイクの運転』が本当に苦手でした。
当時私がバイクの免許を取得するために練習していた時の話です。
毎朝始業前、会社の先輩、上司の方々にバイクの練習を見ていただいました。
すべての先輩・上司の方々は毎日毎日私に、バイクの技術的なことを一生懸命教えてくれます。
でも私はそれができないのです。
できない私に、それでも先輩は技術を教えてくれます。
でも、私はできません。
すぐに同期入社した仲間の中で、バイクの実力差がはっきりします。完全に私は落ちこぼれました。
ですが、自分ができない理由は自分が一番知っています。
ただ一つバイクの運転が「怖い」からです。
運転が怖いから、先輩の言葉が耳に入らない。体が動かない。単純です。
ただいつからかその恐怖心が次第に小さくなっていきました。
そして同期から遅れること1年(先に進む同期、後輩と一緒に練習する自分、この1年は私にとって本当に耐えがたい1年でした。)、私は、なんとかバイクの教習指導員資格を取得させていただきました。
最終的には自動二輪の検定員資格まで取得できました。
当時はただ練習あるのみで深くは考えていませんでしたが、振り返って考えました。
なぜ私はあんなにもバイクを「怖い」と感じていたのか、なぜその恐怖が小さくなっていったのか?
お客様がハンドルを回せなくなる理由は人によって違うと思います。
しかし怖いけどペーパードライバーを克服しようとされるお客様との出会いが、当時の自分を思い出させてくれるのと同時に、そのお客様の気持ちに寄り添ってレッスンをすることが大切だということを改めて感じさせてくださいます。
本日も、ありがとうございました。