2021.12.06

【中区新栄】企業向けドライバー講習~営業車を運転して半年で2回でもその陰に その2~

 

レッスン日誌

【中区新栄】Oさん(20代男性)

【プラン】企業ドライバー向け診断2時間コース

【練習車両】フィルダー(レッスン車)

本日は、昨日の続きで中区新栄のある企業様にお伺いさせていただいたお話です。

☞①

 

新卒で入社したOさんは営業車を運転して半年の間に2回ほど好ましくないトラブルを起こしてしまったということでご依頼をいただきました。

ただ、Oさんはこの2回のトラブル以外にもたびたびトラブルになってもおかしくないようなヒヤリハットを起こしているということでした。

このヒヤリハットが多い方は当然トラブルになるケースも多くなるというわけです。よく言われるのが、1:29:300のハインリッヒの法則です。これは、1件の大きなトラブルがあるとその陰には、29件の軽微なトラブルと300件のヒヤリハットがあるというものです。

Oさんは、日常的にヒヤリハットを経験することがあるということでその中で2件のトラブルが起きたということでした。幸いにもどちらのトラブルも軽微なもので人が怪我をするようなものではありませんでした。

 

Oさんにそのお話をさせて頂くと、すごく納得していただいたと同時に、いつか大きなトラブルを起こしてしまうのではないかと不安が大きくなっているご様子でした。

もちろん同じ運転を続けてしまえばその可能性は高くなっていきます。ですが、そうならないために私を呼んでいただいたわけですので、しっかりとお手伝いをさせて頂きました。

 

運転を見せていただくとOさん運転技量からくるものではなく、企業ドライバーの方がよく陥りやすいある心理状況が原因になっていました。

今回の講習では、Oさん自身がかなり注意深く運転をされているご様子でした。恐らく、本日の講習中の心理状態と、Oさんがお仕事中に運転している際の心理状況は大きく異なると思われます。

 

Oさんが営業車を運転している時の心理は正に「先急ぎ」でした。入社して間もないということで業務に追われいつも慌ただしく動いているということでした。

 

確かに入社直後はうまく時間が使えないのもありますし、業務自体にも通常より時間がかかってしまい慌ただしくなるものです。

実際に私も自動車学校に入社後インストラクターとして駆け出しのころは、よくお客様に「いつも走っていますね」と声を掛けられたものです。

 

Oさんには運転の仕方も含めて様々な角度から、今後運転がより安全になるようにお話をさせていただきました。

そして、最後にヒヤリハットが起きた時にどのように対処していただきたいかなどを含めてお話をさせて頂き講習終了です。

 

恐らく今回の講習中の運転を続けていただくと、同じようなミスはなくなると思いますが、最終的には、続けることが大切になります。

 

ぜひ今回の講習で身につけていただいた運転を継続していただきたいと思います。

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。