

2019.06.28
【脱ペーパードライバーのために知っておきたい豆知識】~車と歩行者が交差点を安全に通行するためには?~
通常交差点を行き来する際には、縦と横の交通を分け交互に信号などで通行をさせますが、皆さんのご自宅の近くにこんな場所ありませんか?
縦と横の交通という2つの分け方だけではなく、さらにそこに、車と歩行者という分け方をくわえた場所です。
車縦・車横・歩行者と順番を3つに分けるのです。これを「歩車分離式」「スクランブル交差点」などと呼びます。
車と歩行者を分けることで、車が歩行者と接触することをさけられるわけです。
「歩車分離式」と「スクランブル交差点」の違いは、歩行者が交差点を斜めに移動できないのが、歩車分離式、斜めに横断できるのがスクランブル交差点となっています。
では私たちドライバーは、この歩車分離式やスクランブル交差点を運転する際にどんなことに気を付けるのか知っておいてください。
例えば、赤信号で信号待ちの際に、ご自身から見て横の交通が青信号で進行していました。
しばらくしたら、その横の交通が黄色、そして赤と信号が変化した場合。通常ですと、そのあとは、ご自身のいる縦の交通が青信号となります。
ですので、そのつもりで動き出してしまうと。実はその交差点は歩車分離式で、目の前の信号は赤のままで歩行者用の信号のみが青になっていました。なんてことがあるかもしれません。
実際にこのような場所で、歩行者信号のみが青になったタイミングで、赤信号にもかかわらず勘違いで動き出し、交差点の真ん中らへんで気が付いて慌てて止まる車を何度も見かけたこともあります。
そのようなことにならないためにも、目の前の信号が青になってから動きだすことの徹底と、歩車分離式などの交差点では、その旨信号付近に看板が設置されていますので、確認をしておくと良いかと思います。
※歩車分離式では、信号待ちの時間が歩行者用の信号が加わる分、待ち時間が長くなりますがという側面もありますが、この歩車分離式のおかげで、歩行者対車両の事故が、約7割も少なくなったそうです。(警視庁調査から)
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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