「これ避けても良いですか?」先日のレッスン中にお客様より、こんなご質問を受けました。
その状況はこちらです。お分かりになりますか。バスがバス停に止まってお客さんの乗り降りをしている場面で、そのバスを避けてもいいのかダメなのかという状況です。
この場面で、通常バスを避けることは、問題がないのですが、お客様が気になったのが、地面にペイントされている線が、黄色だということでした。
黄色の線をまたいでも良いのかというご質問でしたので本日は、こちらの場面についてお話させていただきます。
この黄色の線は、対向車と皆さんを分ける「中央線」でも、同じ方向へ走る車を分ける「車両通行帯」でも、基本的に同じく、またいだり越えたりすることはできません。もちろん例外的に、道路工事や緊急自動車に譲るなど許されている場面もあります。
では今回のバスを避けるのは良いのでしょうか?というともちろん可能です。
バスも含めてトラック、タクシー、一般車両も、道路上で停車して荷物の積み下ろし、人の乗り降り、場合によっては、路上駐車している場合もあります。
いくら線が黄色だからといって、そういった駐停車している車の後ろでずっと待つのは現実的ではありません。
と言うことで、避けていただいて結構です。しかしここでこういった場面で注意していただきたいことがあります。それは避け方です。
まずバスの横を通過する際に側方間隔をしっかりあけていただくことと、対向車側にはみ出る場合は対向車の有無・位置・速度を正確に読み取ることが必要となります。
また、停車しているバスが園児の乗り降りをしている、幼稚園バス(スクールバス)を避けるときには、幼稚園バスの陰から園児が飛び出すことを想定した運転をしていただく必要があり、そのため、ルール上もそのようなときはめちゃくちゃゆっくり(徐行といいます)避けることが義務づけられています。
しかしながら、皆様に特に覚えておいていただきたいことは、駐停車車両でも、工事現場でも、すぐさま避けることを考える(避けることを前提にする)のではなく、後方で止まるという選択を大切にしていただきたいのです。そうすることで、判断ミスをする危険性も下げることができます。もちろん、ペーパードライバーの方だけではなく、私も含めすべてのドライバーに言えることです。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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