本日は、急な下りや長い下りでの減速についてです。昨日、平らな場所での通常の減速は、フットブレーキが主でありエンジンブレーキを補助的に利用するということをご案内させて頂きました。
ところが、全く同じ減速を急な下り坂や長い下りで行ってしまうと、以前ご案内したベーパー・ロック現象やフェード現象によってフットブレーキが効かなくなる可能性が高くなります。
そのため、急な下り坂や長い下りでは、ブレーキのかけ方を変化させフットブレーキの負担を少なくする必要があります。
そのために利用するのが、エンジンブレーキです。つまり、急な下りや長い下りでは、エンジンブレーキを主に利用し、フットブレーキを補助的に利用します。
具体的な方法は、オートマチック車であればシフトレバーを「D」から「L」や「B」などにチェンジします。
マニュアル車であれば、「5」「4」などから状況に合わせて「3」「2」「1」とチェンジをします。
そうすることで、エンジンブレーキを強くすることができエンジンブレーキによって速度を抑えていきます。
もちろんそのエンジンブレーキだけでは、速度がコントロールしきれない場合もありますので、その時にフットブレーキを補助的に利用していきます。
そうすることで、フットブレーキの過熱を抑えベーパー・ロック現象やフェード現象を起こすことなくスピードをコントロールすることができるのです。
いかがでしょう、通常の減速方法と長い下りや急な下り坂での減速の方法の違いをご理解いただけたでしょうか?
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。