昨日まで、車に関わる自然の力として、走行中の慣性とブレーキの摩擦について様々なお話をお伝えしてきました。
本日は、車に関わる自然の力の中で荷物に関する内容です。当スクールのお客様が運転している車は多くの場合乗用車になります。
ですので、あまり多くの積み荷を乗せて運転するということは少ないかもしれませんが、本日の内容を踏まえて運転していただき、ぜひお役に立ててください。
そもそも車は、積載なしの状態で、30度以上傾けても横転しない構造になっています。ところが、そんな安定性能を持っている車が横転してしまうようなトラブルが実際に起こっています。
その原因の一つに荷物がかかわることがあるのです。それは、積み荷を高く積んだ場合、車の重心が高くなり不安定になることで、緩やかなカーブなどで横転する可能性が高くなってしまうのです。
そのため車には、積める荷物の高さが法令で規定されています。
ご自身が、荷物を高く積むと車の安定性が低下することをご理解いただくとともに、運転中に周囲の車が積み荷を高くしている場合は、不安定なため横転する可能性があることをご理解いただいてハンドルを握ってください。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。