昨日からは、車に関わる自然の力についての内容でご案内させて頂いております。そして本日は、車に関わる慣性力と摩擦力についてです。
動いている物体は、外から力を加えない限りそのまま運動を続けようとします。車も同じく、走行中の車も同じく走行中にシフトレバーを「N」(ニュートラル)に入れても走行を続けます。※ニュートラルとは、エンジンからの動力がタイヤに伝わらない状態です。
この物体が動き続けることを慣性の法則と呼びます。この慣性力を持ち走行を続ける車を停止させるには、タイヤと路面の摩擦によって次第に慣性力が小さくなっていくまで待ち続けるか何かにぶつけて無理やり止める必要があります。
ところがそのような状態では、車を安全にコントロールできているとは言えません。そこで、慣性を持つ車を安全に扱うためにブレーキ装置の摩擦抵抗を利用するのです。
つまり車の持つ慣性力をブレーキの摩擦によってコントロールすることで安全に停止を行えるのです。
ところが、この摩擦抵抗には限界がありまた、様々な要因によって変化してしまう事をご理解井下さい。それでは明日は、摩擦抵抗についてご案内させて頂きたいと思います。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。