現在、人間の視覚についてご案内させて頂き、昨日までは視野についてでした。
本日は、明るい場所と暗い場所での目のお話です。
明るい所から急に暗いところに移動すると暗さに目が慣れずしばらく視界が悪くなるという体験はありませんか?
また反対に、暗い所から急に明るい所に異動するとしばらく眩しく周囲が見にくくなるという体験はありませんか?
このように周囲が急に明るくなったり暗くなったりすると、一時的に視力が落ちます。
ただし、しばらくすると次第に通常通り視力が回復していきます。
こういった機能を順応といい、明るい所に目が慣れるのを明順応といいます。反対に暗い所に順応するのを暗順応と呼びます。
一般的に暗順応と明順応では、明順応よりも暗順応の方が時間を必要とします。運転中にこのことを考えると、トンネルなどがご注意をしていただきたい場所になります。
運転中にトンネルを通る方は少ないかもしれませんが明るいお昼間に運転していて急に薄暗いトンネルに入ると一時的に視力が落ちること。
また、暗いトンネルから急に明るい外に出ると一時的に視力が落ちることをご理解いただくとそういった状況では、速度を少し控えるといった工夫が必要なことがご理解いただけるのではないでしょうか。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。