交通ルール解説
昨日、一昨日と2種類の高速道路での速度のルールについてご案内させていただきました。本日は、それに関連したお話です。
高速走行を長時間行ったり、高速道路を夜間走ったりすると速度感覚が鈍りやすくなります。そのため、自分の感覚のみに頼って速度調節を行っていると、思わぬ速度超過を引き起こすことがあります。
また、反対に緩やかな上り坂などで感覚に頼った速度調節をしていると、上り坂による速度低下に気が付きにくく渋滞の原因にもなります。
これは、勾配があることに気が付いていないドライバーさんの車が上り坂で失速し、その後ろの車が失速した前車と適正な車間距離を保持しようとブレーキを踏み、それに伴ってさらにその後続の車が同じように車間距離を保持するためブレーキを踏む、さらにその後ろの車もとブレーキの連鎖が起きてしまいます。
その結果、段々と全体の車間距離が縮まり、最後には渋滞となってしまうことがあります。こういった渋滞の原因は、高速道路における渋滞の多くの部分を占めています。
一般道路にも言えることですが、高速道路でも同じく定期的に速度メーターを確認し、速度超過や、上り坂などでの速度コントロールを正確なものにしていただくことで、高速道路の安全性や利便性を損なわずに利用していただきたいと思います。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。