2020.05.23

脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~歩行者編Q8~

脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~歩行者編Q8~

 

車の運転で重要なことは、「認知」「判断」「操作」の3つです。

 

その中で、「交通事故の主な原因となるものは一体どんな要因でしょう?」

交通事故は、必要な情報を見落としたり、見誤ったりする「認知ミス」や、せっかくの情報を正確にとらえても、それを危険と判断できない「判断ミス」によるものが大半です。

 

そこで、様々な状況下で皆様に正確な認知と判断をしていただけるように当ブログの中で、「状況認知、判断のトレーニング」をしていただければと思います。

 

それではまずは、ご自身が運転しているつもりでご覧ください。

 

20キロで走行しています。

この状況で皆様はどのようなことに注意して運転しますか?

※上記状況の右側に駐停車してい車両は、交差点とその端から5メートル内での駐停車のため「駐停車違反」となります。

 

まずは、写真を見て状況の「認知」をしてください。

そのあとに、安全な「判断」を考えてみて下さい。

 

 

今回の状況で注目されるのが、道路右側に止まっている駐停車車両ではないでしょうか?

特にこの様に複数台が連続して駐停車している場合には、死角(見えない部分)がとても大きくなります。

当然その見えない部分から距離をとった進路を選択することになります。しかしここで、無警戒に道路左部分ギリギリを通過するのは、大変危険です。

 

といいますのも、道路左に自転車が置いてあるのがおわかりいただけると思います。

そして皆様がいる場所が、住宅街であり、すぐ先に路地があります。これらのことを考えると、近くに子供がいるということが十分に予測できるのではないでしょうか?

ということは、その子供が、路地から出てくるかもしれません。それらを踏まえ、進路と速度を選択していただきたいと思います。

この様に運転中は、一つの情報をバラバラに考えるのではなく、複合的に考えていただきたいと思います。

今回の場合ですと、①住宅街 ②子供用自転車 ③駐停車車両 ④路地 これらの情報を、踏まえてどのような可能性(危険)があるのかを考え運転する必要があります。

 

いかがでしょう?簡単でしたか?もちろん実際には、交通の流れの中で、素早く正確な「認知」「判断」「操作」が必要になります。

 

その分難しくなりますが、まずは、ゆっくりで結構ですので、正確な「認知」「判断」を身に付けていきましょう。

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。