本日も昨日に続き、状況に応じた車間距離のお話です。
昨日は、天候や路面、タイヤ、車の重さに寄っての車間距離の変化というお話でしたが、それ以外にも車間距離を長くとっていただきたい状況があります。
それは、大型トラックや大型バスなど背の高い車の後ろを追従する場合です。
大きな車の後ろを追従する場合に、前車との車間距離が短いと運転に必要な信号や対向車、歩行者、自転車など情報の読み取りが難しくなります。
実際にありえるのが、車間距離を気にせず大な車の後ろを追従している際に、前車の陰で信号が見えず信号交差点に進入していくと、実は赤信号でしたという状況です。
そういった情報の読み取りがしにくくなるような場合は、適正な車間距離とは言えません。
十分な視界の確保ができる車間距離も考えていただく必要があります。
また車間距離をとっていただくと安全面はもちろん、こんなメリットもあります。
例えば、前車がバスの場合バス停で停車することを想定して運転していただくことになると思いますが、車間距離が近いと、バス停に止まるバスに対しての対応、避けるのかそれとも後方で待つのかの周囲の状況判断にゆとりが少なくなりますし、その後の操作もあわてたものになりやすいのではないでしょうか?
しかし車間距離をしっかりとっていると、バスがバス停に止まるのを、離れた後方で気付く事ができ、バスに近づくまでにしっかりと周囲の状況が行え、その後の進路変更など運転行動にゆとりが持てるはずです。
もちろんそれはバスに限らず、トラック、タクシー、一般の車両にいたるまで、どんな車でも路上での駐停車はあり得ますので、そういった意味でも普段からしっかり車間をあけて運転してください。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日も、ありがとうございました。
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